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アン・リー監督「ブロークバック・マウンテン」60年代の男同士禁断の愛

2006年3月末発表の第78回のアカデミー賞最大の注目作『ブロークバック・マウンテン』は、3月18日に公開されていたが、それを今日やっと観ることができた。この映画は、2005年度ベネチア国際映画祭グランプリ「金獅子賞」を受賞したうえ、第63回ゴールデングローブ賞で作品賞、監督賞など主要4部門を受賞した。そして、第78回アカデミー賞でも、作品賞、監督賞など最多8部門にノミネート。しかし、結果的に受賞したのは、監督賞、脚色賞、オリジナル音楽賞の3つのみ・・・。ブロークバック マウンテン DVD

 

 作品賞が『クラッシュ』(05年)に奪われた(?)ことについて、多くの映画関係者は「サプライズ」と評している。この『ブロークバック・マウンテン』の方が作品としては圧倒的に優れているにもかかわらず、作品賞を取れなかったのは、「カウボーイ同士の同性愛」というテーマが、『クラッシュ』における人種偏見以上に、アメリカでは受け入れにくかったのかも・・・?

 

2人の「関係」がはじめて成立したのは1963年。最初は、「あれは1回限りのことだ」(イニス)、「俺たちだけの秘密だ」(ジャック)、「俺はオカマじゃない」(イニス)、「俺も違う」(ジャック)という会話のとおり、「1度限りの過ち」で終わってしまうかのように見えた。しかし、やはりその時点から、精神的にも肉体的にもお互いを求め合っていたらしい・・・。君の名前で僕を呼んで DVD

 

 したがって、1度、「禁断の実」を食べてしまった後は、山の中での2人の仕事と生活は大きく意味の異なるものに・・・。男同士が無邪気に戯れる様子(?)を目撃したのは、2人の仕事ぶりを監視するため(?)山に入ってきたジョー・アギーレ(ランディ・クエイド)。ジョーはコトを大層にしなかったものの、仕事を予定より早く終了させてしまったため、2人はごく自然に別れていくことに・・・。
 これでおしまいとなれば、ちょっとしたハプニングの物語で終わってしまうわけだが、この映画はこれがスタート地点。ここから、以降20年間にわたる、2人の「心揺さぶられる愛の物語」が・・・。